連合会、国際不動産面積測定基準(IPMS)の日本語訳を作成、
IPMS面積への簡易コンバージョン方式も策定
(一社)日本ビルヂング協会連合会(以下「連合会」)は4月1日、日本不動産鑑定士協会連合会、日本不動産カウンセラー協会等と共同で、国際不動産面積測定基準(IPMS; International Property Measurement Standards)オフィス版(以下IPMSオフィスという)の日本語訳を作成しました。
IPMSオフィスは、各国の不動産関係団体によって構成されたIPMSC(国際不動産面積測定基準連合;International Property Measurement Standards Coalition,HP;http://ipmsc.org/ )により策定され、2014年秋に承認された、オフィス面積の測定基準です。
各国間でのオフィス面積は、測定の仕方や賃貸借契約面積に共用部をどう含めるか等で 最大24%もの開きがあり、投資や使用をするうえで透明性を持った統一の測定方法が求められていました。
日本語訳の策定にあわせて、連合会では、従来国内基準での測定面積から、IPMSで測定した面積へと簡易に概数で変換(コンバージョン)する算定式 「ビル協IPMS面積簡易算定表」も策定しました。
「IPMSオフィス」は、各国に対して強制力を持つものではなく、連合会としても従来からの算定慣習を変更する方針はとりませんが、今後、外国企業等からの「IPMSオフィス」に基づく測定要請が増える可能性に備え、連合会は日本語版と簡易算定方式の周知を図ってゆくものです。
参考(IPMSに関する機関紙「びるぢんぐ2014年12月号」)
【本件問合せ先】
一般社団法人 日本ビルヂング協会連合会 事務局 小川/岡本 ☎03-3212-7845